DV(ドメスティック・バイオレンス)を子どもの視点からとらえたノルウェーの絵本
「パパと怒り鬼―話してごらん、だれかに―」
作/グロー・ダーレ│絵/スヴァイン・ニーフース
共訳/大島かおり・青木順子
附録/チャイルドライン、児童相談所、DV相談ナビについての情報を掲載
発行/「ひさかたチャイルド社」
協力/「ボイの絵本」出版プロジェクト(青木順子・荒川ユリ子・中田慶子)
サイズ/25×24cm 40頁
ISBN 978-4-89325-941-7
定価1,890円(本体1,800円+税)
※購入希望の方は、DV防止ながさきまで、ご連絡ください。
「子どもの目から見れば、両親の間のDVは、とても不条理なものです。
いつもは優しいところもある父親が、突然、怒り鬼に乗っ取られて(と、子どもの目には映っているのです)。
母親に暴力をふるう 父親の姿は、子どもの目から見れば、父親が鬼のような形相で普段の何倍にもふくれあがり、炎のように燃え、周囲を焼き尽くすものに見えるでしょう。
荒れ狂った嵐の後には、壊れた家具、割れた皿やグラス、そして怪我をしている母親、さらに、自己嫌悪と自己憐憫で謝り泣いている父親の姿。
そして、母親を助けることも、かばうことも何ひとつできずに、怯えて震えているしかない自分。
暴力の真っただ中で、白い犬と原っぱであそぶ少年の姿~ 自分の心を他に飛ばしてしまって、現実から引き離してしまう現象―解離ーが起きている状況が、リアルに描かれています。とても痛ましく悲しいシーンです。
しかし、少年はあるひとつの決断をします。そこからこの家族に変化が訪れます・・・。
一人で苦しんでないで『話してごらん、誰かに』と語りかける絵本です。ぜひ手に取ってみて下さい。」(中田慶子)
